『何としても続けなければならない』展

ギャラリーQURT と 赤木曠児郎基金 は、

 展示・即売会に皆様をご招待いたします。

«Kojiro AKAGI – Show must go on»
『何としても続けなければならない』展

オープニング 2023年5月25日(木)16:00~21:00(要予約)

開催期間 2023年5月25日〜6月25日(金〜日 14:30〜18:30)

 

「Kojiro Akagi 寄付基金」の使命は、2021年に他界した画家、赤木曠児郎の作品を保存・普及することです。
赤木自身が生前、ギャラリストのジャン=ルック・マッソンと共に設立したこの基金は、彼が愛してやまなかったパリにインスピレーションを受けたアーティストや、日本の若い芸術家世代を支援することにあります。

また、パリばかりでなく、ファッション界や日仏交流にも深く関わったこの博識な芸術家の作品を保存、研究することも、基金の大きなミッションです。

赤木曠児郎は、画家でありながら作家、ジャーナリストとしても知られていました。

今回の展覧会は、美術館、図書館、パリの芸術界に魅了された日本人を迎え入れるアーティスト・レジデンスの設立という、基金のさまざまなプロジェクトの出発点となっています。

本展で展示された作品、リトグラフ、書籍を購入していただくことで、赤木曠児郎遺産の保存に参加し、基金設立時の赤木の強い願いを実現するために貢献することができます。

1934年、岡山市に生まれた赤木曠児郎は、63年にパリに到着し、パリ国立高等美術学校に入学。パリ市内を歩き、屋外にイーゼルを立てて写生を始める。瞬く間に被写体の選択、作品の緻密さ、その特異な技法で通行人を驚かせるようになる。パリの各地区を詳しく調査し、多様な面を持つパリを精密に表現した。2021年2月15日、岡山市にて死去。

赤木は、日本人アーティストの中で随一のパリジャンである。それぞれの場所の記憶を咀嚼することで、彼の街、パリの歴史に精通した。赤木の作品は、130点が収められているパリ市のカルナヴァレ美術館、トゥーロン市立美術館、上野の森美術館など日本の多くの美術館、バチカン美術館、米国のクラーク美術館など、世界各地で展示されている。